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これまでの変遷とこれからのCloser

インタビュー

Closerは2021年11月に生まれた、まだ若い会社です。それでも「なぜロボットなのか」という問いには、それよりずっと長い時間の答えがあります。

今回は代表取締役の樋口翔太に、これまでの歩みとこれからの話を聞きました。

始まりは、小学生のRoboCup

樋口がロボットに触れたのは小学生のときでした。RoboCupに参加し、そのまま長く開発を続け、世界大会で優勝も経験しています。

起業のためにロボットを選んだのではなく、先にロボットがあって、あとから会社がついてきたという順番です。この順番は、いまの開発の進め方にも残っている気がします。

やりたいことが先にあって、それを続ける手段として会社という形を選んだ。

ジェームスダイソンアワード、そして設立

転機になったのは2020年です。ジェームスダイソンアワード2020で国内準優秀賞を受賞し、そこから会社の形が見えてきました。

  • 2020年9月——ジェームスダイソンアワード2020 国内準優秀賞
  • 2021年11月——株式会社Closer設立
  • 2023年3月——シードラウンドで1億円の資金調達
  • 2023年4月——経済産業省「J-Startup」採択

並べると駆け足に見えますが、その間ずっと問いは同じでした。どうすればロボットが、特別な設備ではなく普通の道具になるか。

「小さな現場」に決めた理由

ロボットの導入が進んでいるのは、いまも大きな工場が中心です。理由は単純で、高いから。設備も、設置も、調整も、まとまった費用がかかります。

一方で、重い段ボールを一日中持ち上げている現場は、規模の小さい会社にこそあります。人手が足りず、採用も難しく、腰も痛い。困りごとが大きい場所と、ロボットが届いている場所がずれている——ここを埋めるのがCloserの仕事だと考えました。

いま向き合っているプロダクト

現在の主力は2つです。

  • Palletizy——世界最小級の協働パレタイズロボット。重い段ボールの積載を自動化し、積み付けのレイアウトを自動生成、動作も自動で調整します
  • PickPacker——調味料などの小袋を移載するロボット。独自のAI画像認識で、形が一定でないものも扱えます

どちらも「大きくて速い」より「入れやすい」を優先しています。生産性3倍、最大80%のコスト削減、投資回収は平均2〜3年。数字で見ても、小さな現場が判断できる範囲に収めたいという設計思想です。

これからのCloser

目指しているのは、産業向けAIロボティクスのリーディングカンパニーです。拠点は日本・アメリカ・東南アジアに広がりつつあります。

ただ、やることは増える一方です。もっと導入を簡単にする、もっと多くの種類のモノを扱えるようにする、もっと現場で自己完結できるようにする。「だれでも使えるロボット」に到達するまでの距離は、まだ相当あります。

単純な繰り返し作業や重労働をロボットに任せることで、人手不足を解消しながら生産効率を高め、人は創造的な活動に注力する。そんな働き方を実現したい。

どんな人と働きたいか

樋口がよく言うのは「現場に行ける人」です。図面や画面の中だけで完結させず、実物を見て、動かして、直せる人。ロボットは現場で動いて初めて価値が出るので、ここは避けて通れません。

肩書きや経歴よりも、ものづくりへの好奇心を見ています。

まずは話を聞きに来てください

Closerがどこから来て、どこへ行こうとしているのか。この記事で伝わるのはたぶん半分くらいです。残りは直接お話しさせてください。

カジュアル面談では、代表本人が出てくることもあります。ロボットの前で立ち話になるのもよくある光景です。

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